文豪ストレイドッグス BEAST (★★★★☆)

◼あらすじ
もし“ポートマフィアの黒き禍狗”芥川龍之介武装探偵社に入社していたら?もし“月下獣”を宿す中島敦がポートマフィアに所属していたら?妹・銀を奪われ、怒りと破壊の衝動に身を任せる芥川と、『ポートマフィアの白い死神』として相対する者を屠り続ける敦。ふたりの出会いが導く運命とは…!?これは“白”と“黒”が辿ったもうひとつの物語―2018年公開の劇場版入場者特典の小冊子を加筆修正した完全版が登場!

◼感想
もし芥川が武装探偵社に入社して、敦がポートマフィアに所属していたら…というもしもの話。芥川は賢治と相性がいいみたいですね、この二人和むわ~。敦と鏡花の依存的な関係も萌えました、鏡花は敦にべったり。たとえ居る場所が違っても敦と芥川は闘う運命なのかな、なんかもう敦が精神的にいっぱいいっぱいで可哀相だった…。
そして仕掛人というか裏で色々とやっていたのはやはり太宰さん、この人の織田作へ対する想いが強すぎて涙腺が緩んだ。織田作が幸せな世界でも太宰はそれを見守ることができない、なんて残酷…。太宰さんには幸せになってほしい、と心底願ってしまうようなラストでした。