ミウ -skeleton in the closet-(★★★★☆)

就職を前に何も変わらない灰色の日々。あたしは何気なく中学の卒業文集を開き、『母校のとある教室にいじめの告発ノートが隠されている』という作文を見つける。それを書いた元同級生が自殺したと知ったあたしは、その子のSNSのパスワードを暴いてログインし、その子の名でSNSを再開した。数日後、別の元同級生が謎の死を遂げる。灰色の日々に、何かが始まった―。

平凡な日々を過ごしていた千弦は中学の卒業文集を開き、異様な作文を発見してから事件に巻き込まれていく。「田中美奈子」を追っていく内に段々と千鶴が平凡から遠ざかっていき、最後はミユと共に狂っているようにしかみえない。帯に書いてある通りラスト10頁で全体の黒幕が判明し、黒幕に皆見事に踊らされていた。
最後は妖しい雰囲気が漂っていて、百合っぽかったです。黒幕は予想通りでしたが、それに至るまでの過程はスリルがあって面白かったです。またこのコンビで何かかいてくれないかな。