ファイフステル・サーガ 再臨の魔王と聖女の傭兵団 (ファンタジア文庫)
- 作者: 師走トオル,有坂あこ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/04/20
- メディア: 文庫
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二年後再び魔王が降臨し、人類は滅びる。そんな絶望の未来を変えるために主人公・カレルは動き出す。正統派ファンタジーであり、安定した面白さ。カレル側は不利な戦況にもかかわらず、機転の良さを生かして逆転していく展開は清々しかった。暗愚をわざと演じているヴェッセルも実は賢い人物で段々と表舞台に出ていく、というのも好みの展開。カレルとはライバルのような友達のような関係になっていくのかな。
カレルとセシリアの関係性も今は夫婦というよりはお互いを支え合う仲間のような感じですかね。最後のクセのある人物の登場により、次回は更に厳しい戦いを強いられそう。カレルが困難をどのようにくぐり抜けていくのか、楽しみです。