上流階級 富久丸百貨店外商部II(★★★★★)

上流階級 富久丸百貨店外商部II

上流階級 富久丸百貨店外商部II

仕事ができて何が悪い! 人気作家が描く、闘う女の人生エンターテインメント! ひょんなことから芦屋の高級マンションをシェアして暮らす、富久丸百貨店外商員の鮫島静緒と桝家修平。バツイチ独女で仕事に燃える静緒とゲイでセレブな修平は、月のノルマ2000万円!?に奮闘しながら、今日もお客様に究極のサービスを売る!
庶民の私にとっては別世界だなと思いつつも、今回も面白かったです。パワフルで常に突き進んでいこうとする静緒の姿に元気付けられます。特に終盤のヤクザとの駆け引きはお見事でした。お得意様と一緒に旅行するのも仕事なんですね…、仕事の幅が広すぎてプライベートとの境界線を引くのが難しそう。
今回の一番大きな展開は桝家の母親が登場したことでしょうか。それにより静緒と桝家の同居問題にもメスがはいりました。桝家の母親の「私の息子を誇らない世の中が許せない」という考えにジーンときました、素晴らしい。いつの間にか静緒に懐いている桝家が可愛い(笑)二人とも自分の生き方がマイノリティであることを自覚していて、「孤独死」という事態に怯えているのは他人事ではないと思いました。もういっそのこと夫婦になったら?と突っ込みたいけど、二人の間に恋愛感情がないからな〜。個人的には二人には一緒にいてほしいです。続きもぜひ書いてほしい。