- 作者: 高殿円
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2016/10/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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庶民の私にとっては別世界だなと思いつつも、今回も面白かったです。パワフルで常に突き進んでいこうとする静緒の姿に元気付けられます。特に終盤のヤクザとの駆け引きはお見事でした。お得意様と一緒に旅行するのも仕事なんですね…、仕事の幅が広すぎてプライベートとの境界線を引くのが難しそう。
今回の一番大きな展開は桝家の母親が登場したことでしょうか。それにより静緒と桝家の同居問題にもメスがはいりました。桝家の母親の「私の息子を誇らない世の中が許せない」という考えにジーンときました、素晴らしい。いつの間にか静緒に懐いている桝家が可愛い(笑)二人とも自分の生き方がマイノリティであることを自覚していて、「孤独死」という事態に怯えているのは他人事ではないと思いました。もういっそのこと夫婦になったら?と突っ込みたいけど、二人の間に恋愛感情がないからな〜。個人的には二人には一緒にいてほしいです。続きもぜひ書いてほしい。