- 作者: 杉井光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/08/22
- メディア: 文庫
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天才作曲家・蓮見律子からの突然の作詞依頼により平凡な主人公・久央の人生が段々と変化していく。留年して家で寝てるぐらいならきちんと授業を出た方がよくないか?、という突っ込みは置いといて総じて好みのストーリーでした。年上のヒロインに主人公が振り回されている関係が好きだったりします。律子がきちんと久央の才能を認めているところいいなと。
生意気だけどどこか憎めない湊人、ああなってしまって悲しいけど最後まで姉思いな優しい彼であったことときちんと姉にその思いが伝わったことが救い。ちゃんと二人で話し合って欲しかったとは思いますが。それにしても娘を犯人扱いした母親が酷すぎる、自分が原因のくせに。作詞が完成したら久央と律子の雇用関係は終わりのはずですが、まだパシられているようでひと安心(笑)シリーズ化してほしい。