- 作者: 森晶麿
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2016/08/05
- メディア: 単行本
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事件をグリム童話になぞらえて推理するライトミステリ、第2弾。担当作家の夢宮を想いながらも幼馴染みとお見合いをしてプロポーズされてしまう月子。それだけではなくプロポーズを承諾してしまうなんて…、じれったい恋模様は好きだけどこれはダメだわ。月子のはっきりしない態度にイラっとしてしまいました。振り回された幼馴染みが可哀想。結果的にハッピーエンドだったのには一安心、夢宮は月子のどこに惹かれたんでしょうか。一生懸命なところ?そこら辺もはっきりしてほしかったな。
白雪姫に対しての小人の欲望、ラプンツェルにおける魔女の苦悩、カエルになった王子のまさかの性癖、作者が亡くなった娘への思いを文章に込めたくるみ割り人形、それぞれの童話の解釈は前回と同じく面白かったです。涙子さんにも幸せになってほしいです。