
小和田くんに隙はない? 飯田さんの学園事件簿 (一迅社文庫)
- 作者: 萩原麻里,水月悠
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2016/06/18
- メディア: 文庫
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作者さんがあとがきで言及している通りあくまで謎は「ミステリーもどき」っぽい感じなので、その部分を期待してしまうと肩透かしをくってしまうかもしれません。幼馴染み関係が大好物の自分にとっては小和田と飯田のやり取りだけで十分楽しめましたが。クールだけどなんだかんだいいつつ飯田のことを放っておけない小和田。2人の幼い頃のエピソードが後半にありましたが、小和田にとって飯田は自分を救ってくれたヒーローのような存在なのかなと。周囲から2人がセットで扱われているのが面白い(笑)
「消えた猫」はメインの真相よりも木嶋さんが○○だったことの方に驚きました…。「消えた指輪の謎」は、思わず迷惑な先輩だなと思ってしまった私は薄情者なんだろうな…。 「切り裂かれた絵」は礼堂がきちんと母親と向き合った上で自分なりの絵を描いてほしいなと。幼馴染み関係がツボだったので、ぜひ続きをかいてほしい。