- 作者: 結城光流
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/04/30
- メディア: 単行本
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シリーズ2冊目。相変わらず保が怪異に巻き込まれています。今回は啓介の弟・弓弦の活躍が目立っていました。保がピンチの時に珍しく声を荒らげる場面もあって新鮮でした。「心配かけたことを謝れ、まず謝れ、何よりも先に謝れ、誠心誠意平身低頭心を尽くして謝り倒せ!」が面白かった(笑)怪異についても啓介も弓弦も必要以上に語ろうとしないので、気になって仕方がない保。「知る」ということは深く怪異に足を踏み込むことなので教えないだけ、とのことですが、それにしても言葉足らずだなと思う。保を思っての行動だろうけどもう少し説明してあげようよ。
保が作る料理が美味しそう、特にトマトカレーが食べたいです。5話の「実らずの柿…」はジーンときました。忠犬ハチ公みたいな話に弱いので。8話の「送りの風…」では、相手が神なだけあってさすがの啓介も苦戦していた様子。まぁ、あれだけ酷いことをしたんだから被害者は自業自得のような気がするけど…。敵らしき人物も登場してきましたし、最後の保が心配なので早く続きが読みたいです。