
- 作者: 円居挽
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2016/05/21
- メディア: 文庫
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円居さんの作品にしてはインパクトが足りないなと思いましたが、タイプの違う高校生が事件を通して少しずつお互いのことを知って仲良くなっていく様子が丁寧に描かれていました。カルチャーセンターの響きが懐かしい、今はユーキ○ンとかの通信講座に押されがちであまり目にしなくなったような気がします。
一番最初の「レフトオーバーズ」は衛生的によいのかしら、とつい思ってしまうような真相でした。この人の講座はとりたくないわ−。「幾度もリグレット」は私も課題について考えてしまいました。千鶴の小説は確かに素敵でした、私だったらどうかいていただろうか…。憧れの先生の講座ということで張り切る公子が可愛かったです。またこの四人組で何かしらのお話をかいてほしいです。