異能バトルは日常系のなかで11(★★★★☆)

間をおいての刊行なので最初前回の内容がなかなか思い出せませんでした…。巻を重ねるごとにメタ的な部分が強くなっていきます。今回は「読者」であり続けようとする相模視点なだけに余計にそんな感じでした。相模の自論が自己陶酔しているようにしか思えなくて、しかも長くて途中でイラッとしながらも読了。相模と彩弓さんだといつも相模のペースに彩弓さんが飲み込まれる形になるので、今回は反対でスカッとした。
運命子がいつの間にか消えてて地味にショック。黒き十二枚の翼のメンバーも分裂していて混戦中。寿来と環の対決はこうきたか〜という感じ、寿来のハッタリのレベルが高すぎてさすがだと思いました。一番大きな進歩は「読者」であり続けることを選びながらも、「読者」として環にきちんと自分の言葉を伝えた相模でしょう。この行動をとるのにこれだけ時間がかかるとは…、相模も不器用だなと。この勢いで戦争参加を表明した相模ですが、負けそうな気がしてならない…。次はもう少し早めに続きをだしてくれないかな(ボソッ)