異能バトルは日常系のなかで 12(★★★☆☆)

遂に交錯した安藤と霧龍。禁じられた再会が引鉄となり、語られざる物語はいま紐解かれる!!「さぁ始めよう。灯代、鳩子、千冬ちゃん、彩弓さんの能力名決めを!!」安藤はいかにして文芸部員の能力名を考え出したのか。それは―灯代と白熱!カードバトル形式の中二アイデア出し!お笑い大好き鳩子との危なすぎる夫婦漫才!色々踏み込む千冬ちゃんと彩弓さんは出版していい内容なのか!?さらに安藤&霧龍の名付けも明らかに?そして、明らかになる最後にして最期の物語―田中運命子の死。精霊戦争終結の最終兵器は、何のために死に、何のために生きたのか。最終決戦直前、震撼の第12巻!!
円盤特典小説+運命子の最期を描いた番外編。特典小説の方は異能の能力名について寿来とヒロインズたちが個人面談をするお話ですが、時間軸がおかしなことになってるのでメタ発言の嵐でした。最初はきちんとネタにしてるなと思いつつも、あまりに多いので飽きてしまいました…。灯代とのカードバトルの場面が一番面白かったかな、あのノリについていけるとはさすが灯代(笑)
本編では悲しいことにいつの間にか運命子が亡くなっていたので、こういった形で補完されていて良かったです。たとえ最初から分かっていた死だとしても、生きたい、と願ってしまうような最期だったことに一安心。表紙の満ち足りたような笑顔が素敵。次回はぜひ本編を進めてほしい。