たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語9(★★★★☆)

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語9 (GA文庫)
■あらすじ
アスコルビンでの修行を終え、自分の力に自信がもてるようになったロイド。学年筆頭生徒として王国の祭典「栄軍祭」に参加することに。ところが、隣国プロフェンから借り受けた国宝が「姿無き怪盗ザルコ」なる悪党によって盗まれてしまう!さらに時を同じくして王様も行方不明となり、軍部騒然の非常事態に突入――の裏でこっそり進められる、アルカの黒歴史隠滅作戦とは!?初めての学園祭が一転、国際問題に発展しかける中、事態を解決できるのはやっぱりロイドしかいない!「すみません。僕、本気出します」無自覚最強少年、遂に実力がみんなに知れ渡るかも? な、勇気と成長の第9弾!

■感想
シリーズ9冊目。王国の祭典・営軍祭で一年代表になって張り切るロイド。相変わらずのドタバタ騒ぎ、ロイドを巡る恋する乙女達の争いも盛り上がってました。告白寸前までしたフィロや終盤に良いところを持っていったマリーが一歩リードでしょうか。アランが地味に男前だった。
怪盗ザルコ全く良いところなし(笑)この世から消えたいと思っているソウの解決法は本当なんだろうか、不穏な伏線。今回の活躍でロイドの強さは沢山の人々に知られたわけですが、進路の問題も出てきたので将来どういった道に進むのかもロイドの課題ですね。本当に王様になったりして…。