- 作者: 篠原美季
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2018/02/28
- メディア: 文庫
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シリーズ2冊目。今回は聖杯の秘密が主題。犯人はあっさり捕まった印象がありましたが、着地点が西洋だけではなく東洋の歴史も絡められているのには驚き。面白い解釈だなと思いました。あの人が殺されてしまったのは残念、良い人だったのにな…。聖人は良くも悪くも運を自分に寄せる能力を持っていて、斉木さんの「お前が狡いからだ」には共感。
前回は初対面ということもありぎこちなかった聖人とマリクの仲がまるで兄弟のようになっていたのが嬉しかった。ていうか聖人って27歳なんだよね…?、と思わず考えてしまうほど過保護だったような気がする。続きがあるならぜひ読みたいです。