
- 作者: 長野まゆみ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/11/02
- メディア: 単行本
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シリーズ3冊目。待ちに待った久しぶりの新巻ということで楽しみにしていました。前回は桜蔵の大学進学に伴い、征との同居が決まったところで終了。桜蔵は一応認知はされてるものの征の正妻の子ではありません。普通はギスギスした雰囲気が漂うものですが、むしろ正妻と仲が良いとか長野さんの作品らしいなと思います。
今回も事あるごとに桜蔵が「女」扱いされ、揉め事に巻き込まれていきます。個人的には「この川、渡るべからず」が面白かったなと。あの世の狭間の描写が興味深かったです。それにしても征は罪な男ですね〜。桜蔵と関係が進展するのかと思いきやあくまで親子のまま。桜蔵の本当の父親と実はそういう関係だったんじゃないかと邪推してしまう。ぜひ続きをお願いします。