
- 作者: 瀬川貴次
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/08/22
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る
「ばけもの好む中将」とはまた少し雰囲気が違う作品。和歌一筋でマイペースな希家とおてんばで好奇心旺盛な陽羽のコンビはまるで兄と妹のようで微笑ましい。頼政の孫なだけあって最後の陽羽の矢を命中させたのは見事でした。でもおしとやかな平安女性からは遠ざかったね(笑)
死人も出てきて政治的な要素も今後絡んできそうです。特に気になるのは寂漣が抱える心の闇。中宮とはきっと両想いだったんだろうけどそれも関係しているのだろうか。そして黒幕は誰なのか。伏線が結構残っているので早く続きが読みたいです。