招キ探偵事務所 字幕泥棒をさがせ(★★★☆☆)

満員御礼の土曜日。黒音幸多が働く「奥田映写館」で事件は起きた! 話題作が上映をはじめた直後の劇場で、爆笑の声が響き渡る。おかしい、コメディ映画ではないはずなのに、なぜ……? 「字幕が盗まれる」というありえない事態に、払い戻しを求める客で大混乱する中、居合わせた常連客の“先生”こと雪穂史郎は、黒音を巻きこみ頼まれてもいない字幕泥棒さがしをはじめる……。

てっきり黒音と雪穂はホームズとワトソンのような関係かと思いきや違うみたいだし、当所私が思っていた役割とは真逆でこのミスリードにはなんの意味があるのかと思ったけど特に何もないまま終了。全体的に淡々とストーリーが進んでいくなと。うーん、続きがあるのを前提にしているのかは分からないけど黒音と雪穂の関係性はもう少し深く掘り下げてほしかったな、せっかくのメインなんだし。
字幕のからくりについては面白かったです。最後のとある人物の言い訳が見苦しかった、そこら辺は雪穂がビシッと言ってくれたのでスカッとしましたが。個人的には知糸が好きでした。ハルカゼさんの淡い色使いのイラストも素敵。