執事の本棚は騒がしい 風見七士と数奇な図書館

■感想

幼少から不思議なモノが見えた旭は作家志望のくせに読書が苦手な大学生、ある日怪異現象の噂のある図書館で司書の七士と出逢うが···。

こんな図書館が近所にあったら通いたい、と思えるような素敵な舞台でした。本の怪異現象に翻弄されながらもその本が持つ魅力もきちんと伝わってきて、読書が苦手な旭と本を繋ぐ為の物語でもあるんだなと思いました。

大好きな本のことになると暴走気味な七士さんとツッコミ役の旭のコンビ感も良かったです。旭の父親は結局どうなったんだ?という問題は残りましたが、前向きなラストでした。