
- 作者: 木元哉多
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/03/22
- メディア: 文庫
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現世に未練を残した者に対して生き返りを賭けた推理ゲームを提案する閻魔大王の娘・沙羅。沙羅のクールな部分も好きだが、相手を生き返らせる前にまるで諭すようにアドバイスを送る場面に母性的な面を感じました。生き返った人達はたとえ完全に覚えてなくても記憶の片隅に残っている沙羅の言葉を思い出して、進んでいく前向きなラストが良かった。
第3話の門井さんの話も感動したけど、個人的には第2話が好きでした。浜本のドジでミスは多いけど、お人好しで誠実な人柄に好感がもてました。最後の沙羅のアドバイスも素敵。こういうキャラこそ幸せになってほしい。続きもあるようなので読みたいと思います。