妖狐の執事はかしずかない 2(★★★★☆)

妖狐の執事はかしずかない 2 (富士見L文庫)

妖狐の執事はかしずかない 2 (富士見L文庫)

新米当主と妖狐の執事。主従逆転コンビのもとに、次なる従者候補が推参!? 街のあやかし事件を収める顔役を継いだ高校生・遥と、その執事を務める妖狐の雅火。彼らの屋敷に鎌鼬のあやかし・疾風が、料理人として雇ってほしいと現れた。ところが疾風には、なにやら怪しい後ろ盾があるようで?

シリーズ2冊目。料理人として雇ってほしいと立候補する鎌鼬の疾風、明るくて豪快な疾風を気に入る遥だが自分の仕事が減ってしまう雅火は不機嫌な様子。そこに四大重鎮の一人であるぬらりひょんも絡んできて事態は深刻化していく。
疾風に嫉妬していた雅火ですが、遥が一番大事に思うのはやはり雅火。「雅火、僕のために傷ついてくれ!」には萌えましたとも。疾風も正式に従者になり、こだぬきの事件で新たな友人ができたりと遥は着実に成長している。いつか彩音も黄昏館に戻ってくるといいな。