錆喰いビスコ(★★★★☆)

錆喰いビスコ (電撃文庫)

錆喰いビスコ (電撃文庫)

◼あらすじ
すべてを錆つかせ、人類を死の脅威に陥れる“錆び風”の中を駆け抜ける、疾風無頼の「キノコ守り」赤星ビスコ。彼は、師匠を救うための霊薬キノコ“錆喰い”を求め旅をしていた。美貌の少年医師・ミロを相棒に、波乱の冒険へ飛び出すビスコ。行く手に広がる埼玉鉄砂漠、文明を滅ぼした防衛兵器の遺構にできた街、大蛸の巣くう地下鉄の廃線―。過酷な道中で次々に迫る脅威を、ミロの知恵の閃きと、ビスコ必中のキノコ矢が貫く!しかし、その先には邪悪県知事の奸計が―。

◼感想
このラノ」で1位になった作品、表紙からしインパクト抜群。まるで少年漫画をみているようで、熱いバトル描写とメイン2人の友情関係に心を撃ち抜かれました。ビスコとミロのコンビが最高ですね!「死ぬ時は一緒」という言葉からも二人の絆の強さが分かります。ジャビとの師弟関係にもホロリときたよ。
悪役の黒革もブラック過ぎて正に勧善懲悪な展開でした。メインヒロインはミロの姉・パウーになるのかな?弟想いな姉御肌でカッコいい!個人的には安里先生と一緒でアクタガワに一票(ぇ)早く続きも読もうかと思います。