怪談男爵 籠手川晴行 2

■感想
今回も程よい怖さで安定した面白さでした。やっぱり夏にホラーは定番のテーマなので読めて良かったです。
色々なことに首を突っ込んでは困っている人を放っておけない晴行とそんな彼のお人好しな部分を窘めつつも面倒事に付き合う静栄の幼馴染みコンビも良きかな。

1話の「死電に乗る童女」はラストがほっこりするような終わり方、それとは逆に3話の「黒いアトリエ」は出てくる創作物がおぞましくて最後まで気味が悪いお話でした。晴行はいつまで怪談を求め続けるんだろうか。

ぜひ3巻も出してほしいです、気長にお待ちしております。