■感想
後天的に性別が変わってしまう"ASM"という病に罹ってしまった主人公の真赤。段々と身体が女性へと変化していく中で、頑張っていた野球が上手くできないことのもどかしさや周囲の反応への怯えなど真赤が自分の現状を受け入れるまでの経緯を爽やかに、そして時に泥臭く描いている。
真赤が最終的にどういった形で自分の変化を受け入れたのかは最初のプロローグで分かるので、ためし読みで買うか決めるのもありかもしれません。
真赤に程よい距離感で寄り添い続けた七子先生と桜浦先生が素敵でした。最後はあの先輩と幸せになってくれてひと安心。