ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.1 女子高生、はじめてのおてつだい

ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.1 女子高生、はじめてのおてつだい (電撃文庫)

■あらすじ
デビューから早六年。未だに重版未経験の売れない作家、ホヅミこと空束 朔(からつか はじめ)はスランプに陥っていた。渾身の原稿は全ボツになり、売れ線のラブコメを書いてみないかと担当編集に勧められる始末。そんな悩めるホヅミの前に、ある日、白花 茉莉(しろはな まつり)と名乗る謎の女子高生が現れる。彼女の協力のもと、夢のミリオン作家を目指しホヅミは再び執筆に励むが……!?「ホ、ホヅミ先生! これは本当に執筆に必要なことなんでしょうか!?」コスプレさせたり、デートしたり、買い物をしたり。積み重ねていく何気ない日々が、二人の距離を近づけていく――。拗らせ作家×世話焼きJKの甘々癒やし系ラブコメ、堂々開幕!

■感想
売れない三十路手前のラノベ作家と可愛い女子高生のほのぼのラブコメ。主人公・ホヅミが色々と拗らせ気味で卑屈になっているところを家事万能で世話焼きなヒロイン・茉莉が包み込むように癒していく。何気ない日常の中で育まれていく二人の絆にキュンとしつつ、茉莉の生い立ちやホヅミが小説を書き続ける理由など緩急のバランスが調度良くて読みやすかった。
茉莉花以外にもウミ・POP☆コーン・双夜など深く掘り下げると面白そうなヒロインがいるので今後の展開に注目です。個人的にハッピーエンド主義なので、ストーリー展開に関してはホヅミに共感しました。2巻も近い内に読みたいです。