転生ごときで逃げられるとでも、兄さん?2 (★★★★☆)

転生ごときで逃げられるとでも、兄さん?2 (MF文庫J)

■あらすじ
俺がジャック・リーバーとして転生し、同じく転生していた妹との死闘から8年。ヴィッキー率いる『真紅の猫』との事件後も、俺はラケルの指導の下で精霊術に磨きをかけていた。そして遂に、リーバー家に一人の使者がやってくる。王立精霊術学院――才能・努力・天運、己の全てを賭けて同世代の神童たちと鎬を削る、弱肉強食の世界への招待状を携えて。いいだろう、やってやるさ。最高の環境でさらなる力を身につけ、もう何も失うことのないように。転生しただけの凡才が、それでも最強だってことを、本物の天才どもに証明してやる!神童が集う待望の第2巻! ――戦え。ただ一つのために、他全てを捨てることになっても。

■感想
シリーズ2冊目。今巻から学園編がスタート。正に弱肉強食の世界、そんな中でもジャックの強さは抜きん出ていてライバル・エルヴィスとの戦いは熱戦でした。これだけなら爽快感のあるバトルものとして読めるんだけど、ジワリと後ろから迫ってくるような妹の狂気があるから油断出来ない。本当に誰に転生したんだろう…。
新キャラの中ではアゼレアがお気に入り、幼いのに達観しているキャラが多い中で年相応な面もある染まりきっていない所が魅力的でした。というかすごくヒロインっぽい、フィルとのイチャつきっぷりはお腹いっぱいなのでぜひアゼレアを…!