サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと(★★★★☆)

サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)

■あらすじ
奇跡に詠唱は要らない――気弱で臆病だけど最強な魔女の物語、書籍で新生!〈沈黙の魔女〉モニカ・エヴァレット。無詠唱魔術を使える世界唯一の魔術師で、伝説の黒竜を一人で退けた若き英雄。だがその本性は――超がつく人見知り!? 無詠唱魔術を練習したのも人前で喋らなくて良いようにするためだった。才能に無自覚なまま“七賢人”に選ばれてしまったモニカは、第二王子を護衛する極秘任務を押しつけられ……?気弱で臆病だけど最強。引きこもり天才魔女が正体を隠し、王子に迫る悪をこっそり裁く痛快ファンタジー!

■感想
シリーズ1冊目。七賢人の一人であるモニカは王子の護衛として密かに学園へ潜入することに。普段は人見知りで気弱なモニカが時折みせる七賢人としての顔にギャップ萌えしました。肝心の護衛対象である王子はかなりのくせ者、色々と腹に何かを抱えてそうですがモニカの正体を知ったら素直に驚きそう。
モニカをサポートしてくれる同僚のルイスや相棒のネロのキャラも魅力的。ルイスさんモニカに対しては何だかんだいって世話焼きですな。王子の派閥争いを巡る陰謀はまだ始まったばかり、モニカの今後が凄く気になります。存分にファンタジーの世界を堪能できました。