八城くんのおひとり様講座(★★★☆☆)

八城くんのおひとり様講座 (オーバーラップ文庫)
■あらすじ
「私に、一人の過ごし方を教えてほしいの!」ぼっちを極めた俺・八城重明にそう頼んできたのは、リア充グループの人気者・花見沢華音だった。周りの友人に合わせてリア充でいることに疲れたという華音に、俺は一人で楽しく過ごすための“ぼっち術”を教えることになるのだが――その結果、華音に師匠と呼ばれて妙に懐かれてしまい!?さらに華音との交流がきっかけでリア充たちの抱える問題に首を突っ込まざるを得なくなり――!?ぼっちの達人とリア充たちが繰り広げる青春ラブコメの最先端、ここに開幕!

■感想
ぼっちとリア充が対立せずに対等な関係になった世界でのお話。ぼっちの重明はクラスメイトのリア充・華音に1人で楽しく過ごせる方法を教えることに。華音に関わる内に段々とクラスメイト達と交流が増えていく。基本的にリア充側も良い奴が多くて、重明みたいに適度な距離を保って関わる友情もアリなんだよなと。重明の人間関係に関する考えが深くて勉強になりました。
序盤から随所で示唆されてたとはいえ個人的にお気に入りキャラが華音だったので終盤の展開はちょっと辛かったです。青春万歳!な雰囲気で良かったですが、これはもう私の好みの問題ですね…スミマセン…。