初級魔術マジックアローを極限まで鍛えたら : (★★★★☆)2

初級魔術マジックアローを極限まで鍛えたら : 2 (モンスター文庫)
■あらすじ
侯爵家の跡取りと認められた魔術師アルベルトは友人のローラとともに自領を学ぶための旅に出る。そこで様々な問題と出くわすことに!?村の自警団で対立する父と子や、癒やしの力を持つユニコーンを狙う悪の商会が巻き起こす騒動の数々。さらにローラの祖先に関わる『厄災の魔女』なんて魔術書まで見つかって!?領民を守る戦いを通して、アルベルトは自身のマジックアローを大きく進化させる――Web版から4万字超の新規エピソード追加でおくる魔術ファンタジー第2幕!

■感想
シリーズ2冊目。アルベルトは夏休みを利用して自領を学ぶための旅に出ることに。アルベルト達が水戸黄門みたいになっとる、訪れる先々で領民の悩みを解決していく。強力なマジックアローで早々に解決することもあれば、一筋縄ではいかない問題にも立ち向かっていく。アルベルトが自然な流れでローラをこの旅に誘ったのがいいですね、ローラ父の思惑が着々と進んでいるような…。
ローラの「厄災の魔女」の末裔としての片鱗がちらり、闇墜ちしないか少し心配。アルベルト父の後継者問題についての考えは妥当だなと、やっぱり誠実さって大事だよ。新しいマジックアローもみれたので次の展開に期待。