1LDK、そして2JK。IV ~3つの結末、それは4人の未来~ (★★★★☆)

■あらすじ
27歳サラリーマンと2JKによるひと夏の物語は、いよいよクライマックスへ。
ひょんなことから身を寄せ合い、共に暮らしてきた3人。それぞれの夢や希望や心残りやほのかな気持ちは、もう1LDKには収まりきらないほど大きくなり、未来へと飛び立つ勇気をもたらした。それぞれの決断は、物語の結末はいかに?読めば納得、きっとお気に入りの結末が見つかるはず。

■感想
シリーズ最終巻。ひょんなことから共同生活を送ることになった3人が絆を深めながらもそれぞれの道へ歩いていく過程が丁寧に描かれていました。奏音は突然家出した母親ときちんと話し合い、ひまりは自分の夢を理解してもらう為に両親と向き合うことに。2人だけではなく和輝自身も好きだった柔道に再チャレンジする、という展開が感慨深かったです。
ラストはあっさりながらもそれぞれのキャラとのエピソードがあって嬉しかった。ひまり推しなので他の二人と同様に両思い後の様子も知りたいなと思ったり。でもデビューできて良かったね!ほのぼのと安心して読めるシリーズでした。