幼なじみが絶対に負けないラブコメ4(★★★★☆)

幼なじみが絶対に負けないラブコメ4 (電撃文庫)
■あらすじ
骨折した俺のために、白草が泊まり込みでお世話にやってくる…!初恋の美少女と家で一晩中2人っきりとか、何も起こらないわけがない!動かない右腕の代わりにご飯をアーンとか、ふ、風呂もあるよな。あとは寝る時に…みたいな妄想を繰り広げていたが―。黒羽や真理愛が白草の独走を許すはずもなく、3人日替わりで俺を看病することに。あれ、もしかしてこっちのほうが美味しい状況なのでは…?ところが、可知家の白草大好きメイド、紫苑がお目付け役で常駐することになり、3人の同棲バトルは一筋縄ではいかず!?ヒロインレースも大波乱の第4巻!

■感想
シリーズ4冊目。今回は同棲バトルと末晴のドキュメンタリー製作の二本立て。新キャラのシオンはクール系かと思いきや白草大好きな小憎たらしい残念キャラだった。末晴が過去を振り返って母の死を受け入れる為に各ヒロインが自分なりの形で末晴に寄り添っていて、どのキャラも魅力的だなと改めて思った。妹キャラから母性をみせた真理愛が個人的には頑張っていたと思う。
黒羽は前回から喧嘩していたのにもかかわらず後半の巻き返し見事なのはさすが。「おさかの・おさかれ」の提案は確かに告白という切り札を使ってしまった以上諸刃の剣ともいえる。私の推しキャラは白草だけど順当に考えると黒羽ルートが無難ではあるんだよね…。