継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない(★★★★☆)

継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない (角川スニーカー文庫)
■あらすじ
ある中学校である男女が恋人となり、イチャイチャして、些細なことですれ違い、ときめくことより苛立つことのほうが多くなって…卒業を機に別れた。そして高校入学を目前に二人は―伊理戸水斗と綾井結女は、思いがけない形で再会する。「僕が兄に決まってるだろ」「私が姉に決まってるでしょ?」親の再婚相手の連れ子が、別れたばかりの元恋人だった!?両親に気を遣った元カップルは、『異性と意識したら負け』という“きょうだいルール”を取り決めるが―お風呂上がりの遭遇に、二人っきりの登下校…あの頃の思い出と一つ屋根の下という状況から、どうしてもお互いを意識してしまい!?

■感想
元恋人同士が親の再婚により義兄妹になることに。お互いを意識しながら一つ屋根の下で一緒に暮らすとかたまらないシチュエーションじゃないですか!別れたといってもどちらも未練たっぷりで中学時代の付き合ってた頃の回想も含めて甘酸っぱい。下着の件とかデートとか普通のカップルと変わらんし、というか別れたのにキスしてるし…!
ストーカー気質の暁月と川波もなんか水斗たちと同じように裏がありそう、入院したとか問題が根深そうですが。最後は水斗と結女が付き合ってた頃のクリスマスの時の思い出で終了。今の溝がある関係と比べると少し切ない、でも互いを大切に思う気持ちはそのままだと思うので次回に期待します。