ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編1(★★★★☆)

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編1 (MF文庫J)
■あらすじ
高度育成高校での2度目の春を迎えた綾小路達Dクラス。持ち受けるは試験だけではなく、個性的な新1年生達。中学時代龍園と悪名を二分した宝泉和臣、同じ中学出身を名乗り櫛田に接近する八神拓也、気分屋で綾小路を引っ張り回す天沢一夏。そして4月最初の特別試験は1、2年生がペアとなる筆記試験。ペアの合計点が基準を下回れば2年生のみ退学となる。さらに南雲が各生徒の能力を表示する新アプリを実装。それが全生徒に公開されたため学力の高い生徒に人気が集中。2年Dクラスは苦境に陥る。またペアを組む必要上、綾小路もホワイトルーム出身の1年生を見抜けなければ即退学の状況となり―!?

■感想
2年生編突入。進級して早々に新入生とペアを組んでテストの点数を競うという難しい試験をすることに。ホワイトルームからの刺客にも警戒していく中で反抗的な新入生に手を焼いて試験が難航してしまう。宝泉は強烈なキャラだけど龍園の方が一枚上手のような気がする。誰が刺客なのかは検討もつかない、怪しいのは七瀬だけどなぁ。
恵の登場が少ないのは残念だけどちゃんと彼女していてほっこりした。堀北との賭けは言うまでもなく予想通り。宝泉との喧嘩や今回の試験での結果で清隆の立ち位置はこれからどんどん変わっていくだろう。波乱なのは仕方ないけど恵にはもう少し清隆の彼女として楽しんでほしいな。