七つの魔剣が支配するIII(★★★★☆)

◼あらすじ
オフィーリアが魔に呑まれ、ピートがその使い魔に攫われた。迷宮の深みに潜む魔女を相手に、自分たちに何が出来るのか?苦悩するオリバーらに、ある人物が取引を持ちかける。果たして彼らは、友人を取り返せるのか―。

◼感想
シリーズ3冊目。魔に呑まれたオーフィリアによって混乱する学園、さらわれたピートを助ける為にオリバー達は迷宮へ行くことに。淫魔であるが故に孤独な人生を送ってきたオーフィリア、初恋と友情を堪能できたのは束の間のことで彼女も人並みの感情を持っていたんだなと。オーフィリアの幼馴染としてカルロスが選んだ道が男前でこういうキャラがいなくなってしまうのは寂しい。
ピートが無事で良かった…!ミリガンは何気に面倒見がいいのね。最後まで綱渡りの救出劇でしたが、皆がきちんと帰ってこれて何より。1年生編終了とのことで、あとがきがまた不穏なので退場するキャラがいないことを祈るばかりです。