異世界食堂 5(★★★★☆)

異世界食堂 5 (ヒーロー文庫)

異世界食堂 5 (ヒーロー文庫)

◼あらすじ
オフィス街に程近い商店街の一角、古い雑居ビルの地下1階にある『洋食のねこや』。平日はサラリーマンが多く通うありふれた洋食屋は、週に一度、土曜日にだけ「特別」なお店になる。先代の頃より30年間「向こう」の客を絶品料理でもてなしてきた『異世界食堂』は、『異世界料理のねこや』として新装開店する。それは、店の主が完全に引き継がれた、一つの区切りの証。けれど、新たな看板を掲げて名前が変わっても、小さな食堂の営みは変わらない。ちょっと変わった給仕たちと共に、訪れた人々に美味し料理を振る舞い続ける。チリンチリン―。そうして今日もまた、土曜日に鈴が鳴る。書籍限定特別編「卵がゆ」収録!!!

◼感想
シリーズ5冊目。お店を「異世界料理のねこや」として新装開店、前に出てきた料理が再登場したりと懐かしい顔ぶれもちらほら。でもなかなか思い出せない…。クロの可愛らしいエピソードが要所々々であって和みました。珍しく店主視点のエピソードもあって新鮮、まだ30歳半ばなのにアレッタぐらいの娘がいてもおかしくないといっていてちょっと驚き。
個人的には番外編のとん汁賄い定職がお気にいり。焼おにぎりが美味しそう!バター+醤油のコンボは強すぎる。まかないご飯でもいいからねこやに通いつめたいな~。今回も見事な飯テロでした。