お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。(★★★★☆)

お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。 (ファンタジア文庫)

お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。 (ファンタジア文庫)

孤独を恥じず、集団に属することのストレスを何よりも嫌う。ひとりで過ごす時間が最高の贅沢―おひとり様至上主義な高校生・姫宮春一は理想の学園生活を謳歌していた、はずなのに。学園の完璧ヒロイン・美咲華梨から友達作りを手伝うと言われ、趣味がドンピシャに合うクール美人・羽鳥英玲奈には懐かれる。―そんなおひとり様ライフを邪魔される状況を春一は許さない!「ひとりが寂しい?余計なお世話だバカヤロウ!!」めんどくさい性格ゆえに自らフラグを折りにいく春一だが、なぜか美少女たちは誤った方向に絶賛、逆に注目を浴びてしまって!?ひねくれボッチートな青春ラブコメ、堂々開幕!

おひとり様主義な主人公・姫宮春一は学園のヒロイン・美咲華梨と共にクラスの親睦会の幹事をやることになってしまう、一人で過ごしたいのにクラスメイトと関わることに。主人公・春一のぶれないおひとり様主義の姿勢が面白い。決して人見知りではなくあくまで一人が好きで、スペックが高い。ヒロインの美咲も裏表のない優しい子でモテるのも分かる。自分の好きなことになるとテンションが高くなる英玲奈も可愛い。
最後のいざこざは上手くまとめましたね。あれだけ幹事として関わっておきながら、親睦会に参加しないとかさすが春一。「好きで何が悪い」と堂々と発言している場面がかっこよかった。続きがあるなら読んでみたいです。