- 作者: 山口幸三郎
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/07/25
- メディア: 文庫
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シリーズ2冊目。「数が減る」では珍しく行幸がピンチに陥り、ハラハラとした展開に。名前だけ出ていた才蔵も本格的に登場、寡黙で初ノ宮兄妹の兄貴分。ただ「行幸のためだったらいつ死んだって構わない」という台詞にほの暗さを感じます。行幸たちの兄・康安の存在も要注意、なぜ行幸と対立するようになったのかなど今後の展開に注目です。
今回は「隣を見る」以外はグサッと心にくるような話だった気がする。怖さでいうなら個人的には「数が減る」が断トツでした、女の子に寄り添おうとした美雨は優しい子。それだけに行幸にとって敵になるような展開にはなってほしくない。最後に意外な繋がりも判明、続きが気になります。