- 作者: 八谷紬
- 出版社/メーカー: スターツ出版
- 発売日: 2017/06/28
- メディア: 文庫
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絵を通じて妖の願いを叶えることになった主人公のお話。全体的にほのぼのしていて癒されました。第二章の猫と飼い主の話はしんみりとした後味でしたが、せっかく猫又になって長生きできるにもかかわらず普通の猫として飼い主と共に死ぬことを選択したサバの思いにウルっときてしまいました。
第四章は紫苑が自分の境遇と戦う話でもありました。やはり妖と人間との間に産まれた子供は生きにくいんですね、銀は健やかに育ってくれるといいな。椿と紫苑の友情関係も好きです、最後に二人の間にある繋りがあったことが判明します。雲母の紫苑に対して兄のような立ち位置も良かったし、マスコットキャラ的な薊の食いしん坊っぷりが可愛かったです。 続きがあるなら読みたいです。