
- 作者: 瀬川貴次
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/06/22
- メディア: 文庫
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シリーズ6冊目。人物相関図があるのが嬉しい。今回は九の姉がメイン、音信不通の夫に不安を抱えている。面倒くさい人だなと思いつつも八の姉を羨み、誰かの特別な存在になりたいと願う彼女の気持ちも理解できる。最後は右大臣の手をとったがそれが良い方向へ転ぶといいけど。前回の初草の母との想い出を大切にしていることからも宣能が思っている程右大臣が冷酷な人には思えないけどなぁ。それにしても老巫女の踊りにはドン引きです。
今回は女の修羅場多めで怪異が少な目なのが残念 。九の姉が舞うのを失敗しそうになった時に宗孝と宣能が目線だけで合図しているのには二人の信頼関係が感じられて嬉しい展開でした。宗孝は本当に姉想いだな。