正しいセカイの終わらせ方 ―黒衣の剣士、東京に現る―(★★★☆☆)

「最高機密の情報が誰かの手によってハッキングされ、この学校に流された」私立聖果高校の全生徒&職員が体育館に集められる中、多くの刑事を従えて、雛森キョウコは驚くべき真実を語る。「まもなく地球の文明は消滅する。これが世間に知られればパニックだ。だから君らを生かしておくわけにはいかない」語り終えた雛森の合図で、短機関銃による斉射が始まった。閉鎖された体育館内は、たちまち地獄へと変わっていく。その中で、高校一年の赤咲カナミは、髑髏の面をかぶった男を目にする―。世界の終末に現れた男は果たして悪魔か、救世主か?
序盤から容赦のない展開、ミユキに命を握られてもめげない不屈の精神はすごいけど殺された生徒からすれば雛森はただの悪魔だよね。そういう方向に持っていったのはアキラだけど、そこら辺は殺さなくても他にやり方があったんじゃないかなと思ってしまった。カナミとハナの会話が数少ない癒しでした。
東京に魔王を連れていく作戦は正に紙一重だなと。アキラにとっての守るべきものはカナミだけなのか、一人の女の子の為に命懸けになるヒーローは格好いいけどここまで犠牲者がいると複雑です。まだ謎がたくさん残されているので消化していってほしいです。個人的にはブレイカーの方が好みかも(ボソッ)