- 作者: 我鳥彩子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/04/28
- メディア: 文庫
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久しぶりのコバルト文庫。最近は少女小説だとオレンジ文庫ばかり読んでいるので。物語の世界観や雰囲気がとても好みでした。何よりシオンとラナの関係にグッときました。一応表向きは探偵と助手の関係ですが、ラナはシオンになら手を出されてもいいとか大胆なこと言ってるし、シオンはラナを子供扱いしつつも手を出さないように我慢しているような描写もあるし…。シオンの謎めいた生い立ちも気になるところです。
獣と人間・男同士・腹違いの兄と妹といった恋愛における禁忌が盛り込まれていて個人的には非常に楽しんで読めました。でもあとがきで著者さんが述べている通りいつもと毛色が違う作品ではありますね、私はものすごく応援したいですが。結局のところジョゼとフェルレはそういう関係だったのか…?