
- 作者: 佐々木禎子,THORES柴本,京極夏彦
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/04/15
- メディア: 文庫
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声を頼りに「東京ローズ」と呼ばれたアナウンサーを捜してほしいという依頼を榎木津が受け、事件に巻き込まれていく。本家の雰囲気に近いような気がする。関口は相変わらず卑屈な奴だなと思いつつ嫌いになれない不思議なキャラです。榎木津が違う方向にぶっ飛んだキャラなので調度いいのかもしれない。
黒幕かと思われた奴が実は操られていただけだったというパターン。真犯人が歪み過ぎていて後味の悪い終わり方でした。ずっと外に出れずに閉じ込められた側からすれば外の世界を知りたいと思うのは当然のこと、でも犠牲になった人達のことを考えると悪女だなと思ってしまう。