
- 作者: 海老名龍人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/05/02
- メディア: Kindle版
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クラスメイトの雨宮の自殺に関わってしまったことから始まるお話。きちんとストーリーとしてまとまっているし、文章も読みやすいけど少し物足りないかな。永瀬が雨宮の自殺の手伝いをしている内に彼女の内面を知り、そして自分の境遇や「死」について考えていく。永瀬の父親が典型的な頑固爺で確かにウザい、姉もあんな感じだと関わりたくないのも理解できる。でも永瀬が自殺未遂を起こした時に二人とも心配していたし、これから家族として少しずつ仲を改善していってほしいな。
深井はどうにもならなかったかのかなと思う。日比野が怖い、こいつ一回痛い目にあった方がいい。生きると決めた二人の今後に幸あれ。