- 作者: 紅玉いづき
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/03/22
- メディア: 文庫
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怪人・カシオペイヤの正体に迫る一冊でした。今回は主に紺と燕也を中心にストーリーが進んでいく。横暴なイメージが強かった燕也の見せた新たな一面が魅力的だなと。「俺にお前を守らせくれるか」と言った彼の言葉が相手の心に届かなかったことが悲しい。決して手放しに優しいとは言えないけど、一度心を許した者には情が厚いところは素敵でした。
カシオペイヤの正体はそういうことだったんですね、この人達もうららを狙ってる様子。本当に「箱娘」って何なんだろうか、室町の言葉から察するに不穏なイメージしか浮かんでこない。それだけに最後の紺とうららの何気ない日常会話に和みました。