キラプリおじさんと幼女先輩(★★★★☆)

キラプリおじさんと幼女先輩 (電撃文庫)

キラプリおじさんと幼女先輩 (電撃文庫)

女児向けアイドルアーケードゲーム「キラプリ」に情熱を注ぐ、高校生・黒崎翔吾。親子連れに白い目を向けられながらも、彼が努力の末に勝ち取った地元トップランカーの座は、突如現れた小学生・新島千鶴に奪われてしまう。「俺の庭を荒らしやがって」「なにか文句ある?」田舎のスーパーのゲームコーナーに設置された、一台の「キラプリ」筐体のプレイ権を賭けて対立する翔吾と千鶴。そんな二人に最大の試練が。今度のイベントは「おともだち」が鍵を握る…!?クリスマス限定アイテムを巡って巻き起こる俺と幼女先輩の激レアラブコメ!第23回電撃小説大賞“銀賞”受賞作!!
女児向けのアイドルゲームに夢中な高校生と小学生がゲームを通して交流を深めていくお話。翔吾と千鶴の大好きなものに対しての情熱が凄まじくて、ここまで夢中になれるものがあるなんて羨ましい。生意気で素直じゃない千鶴ですが、両親とは疎遠で実は寂しがりや。そんな千鶴にとって翔吾との交流はいつの間にか大切なものになっていたのではないかと。最後の協力プレイは熱かったですね〜。それにしても小倉の描写が…(笑)
翔吾をクラスから孤立させたくない、という夏希の気持ちはわかる。でも翔吾やの好きなものを否定したみたいな言い方は気になったかな。白川さんとフラグがたってるみたいだけどどうするのか。このまま幼女ルートなのか? 綺麗にまとまっているので続きは微妙ですかね。