
- 作者: 森晶麿,丹地陽子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/12/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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主人公・杏と彗斗の淡い恋模様はじれつたさもありつつ、二人の関係が好みでした。それに引き換えあの子に関してはゾクッとするような結末…。とある某有名作品を読んだことがある方なら早い段階で結末がわかってしまうかもしれません、ちなみに私はそうでした。彗斗はもちろんのこと彗斗のお父さんも椅子に対する愛情が深くて、工場は無くなってしまったけどまた復活してほしい。
公造はだらしないけど杏のことをきちんと見てるんだなと。亡くなった杏の母親を一途に想っているエピソードは素敵だけど、いつかずっと一緒にいたいと思える人がまた見つかってくれるといいな。杏はこのまま作家にならないかな、椅子とジェシーの境遇が悲しかった。