暗殺候補生 蒼き薔薇のエヴァレット(★★★☆☆)

薔薇”が咲く時、令嬢は暗殺者となる―!!時は大暗殺時代―。『ある日突然、俺は死んだ―』暗殺公アージェント侯爵の企みによってハイドランド王国が秘密裏に管理する謎の教育機関アンブレイカブル・ガーデン』に入学させられたシオン。家族の記憶を改竄され存在を亡き者にされた彼が生き残るためにとった行動―それは暗殺公の娘エヴァレットの“盾”となり、学園の総代エミリア、真面目な剣聖ロゼ、薬学の博士リリィ、俊足のティーダ、異例の転校生ジゼルと共に“薔薇の季節”の試練を乗り越えて暗殺者の頂点“青い薔薇”を目指すこと―!この時代を生き抜く乙女たちの可憐で熾烈な運命が今、幕を開ける―!!
いきなり火事にあって生き延びれたと思ったら、母親の記憶を改竄された為に自分のことを忘れられた上に暗殺者を育てる学校に入学させられるとか過酷すぎる。周囲の女の子達が武術の達人なだけに心配でしたが、シオンなりに父親から教わった奇術と柔軟な発想でエブァレットがピンチの時にしっかりとサポートしていて安心しました。
それにしてもエミリアがチョロイン過ぎて驚きました。恋する乙女のエミリアは可愛かったですが。逆にエブァレットがガートが固いのでツンが多目でデレが少な目でした。最後に二人が試練を通して信頼し合えるようになったのは良かった。シオンのお父さんはやっぱり裏があるんですね…。あの子は目覚めたらどうなるのだろうか。のいぢさんのイラストが綺麗でした。