- 作者: 吉野泉
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2016/02/27
- メディア: 文庫
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高校生活のキラキラした部分を切り取って、ミステリ仕立てにした感じ。こんな素敵な高校生活を私も過ごしかった、クラスメイトや部活仲間との軽いやり取りとか憧れます。ミステリ部分はあまり印象に残らなかったかな、一番大きな仕掛けは最後の名前の部分なんだろな。あえて呼び方を訂正しない飛木さんにキュンときました。飛木さんもいいけど何気に優秀なイッセーも好きです。
「学祭ブロードウェイ」の夢音みたいな子がクラスにいたら関わりたくないなぁ…。強かというかずる賢いというか、演劇の成功を優先させたのは仕方ないけどいっそのことバレて怒られればいいのに。最後の「カンタローブ」は上原を慕う颯太が可愛かったです。吉野と飛木さんの仲が進展したところを読んでみたいな。