幻想古書店で珈琲を 賢者たちの秘密(★★★★☆)

幻想古書店で珈琲を―賢者たちの秘密 (ハルキ文庫)

幻想古書店で珈琲を―賢者たちの秘密 (ハルキ文庫)

や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れるという不思議な古書店『止まり木』で働く名取司。ある日、自らを魔法使いだと名乗る店主の亜門が、書庫の整理をしてくると、店の奥に消えて行った。奥の部屋が気になってしかたがない司は、亜門の友人・コバルトとともに、亜門が入った「秘密の書庫」に向かう。そして、そこで見た光景に驚愕する――。新キャラクターも登場し、ますます目が離せない人気シリーズ第三弾!
シリーズ3冊目。亜門やコバルトの正体が判明し、新キャラの天使たちも出てきて内容としては盛りだくさんな印象。聖書の内容が所々で出てきましたが、聖書は読んだことがないのでついていけない部分もあって個人的に残念。コバルトの正体は意外でした、彼の境遇を考えると天使を憎むのは仕方ないですね。アザリアはともかく、向こう見ずな風音には困ったものです。信仰の力を受け取れない亜門、司と亜門が一緒に過ごす時間にタイムリミットが迫っていることを示唆しているようで不吉です…。
個人的には「あしながおじさん」が一番思い出深いです。懐かしいな〜。