St.ルーピーズ(★★★★☆)

St.ルーピーズ

St.ルーピーズ

聖央大学の超常現象研究サークル「Spiritual Lovers & Searchers」に入会を希望した理工学部応用物理学科のビンボー1年生・二神雫。「SL&S」はおばかなイケメン会長・綾崎航太のせいで、“St.ルーピーズ・サナトリウム(聖なる愚か者の療養所)”と呼ばれ学内で敬遠されていた。試用期間の課題としてトンネルに現れた幽霊の謎を解明することになって…というお話。
やっぱり個人的にはこの作者の作品では消失シリーズが一番好きだなと思った。根っからの文系なので正直理解が追い付かない部分もあって残念。でもそれぞれのキャラがたっていて、そこが魅力的だなと。主人公の雫は何だかんだいいつつ有能で良い子。後半で航太への恋心を自覚していましたが、どうなるのか。花蓮のこともあるけど、最後は結構いい雰囲気になってたので頑張ってほしい。
結局のところ航太の母親については自分勝手にしか思えないんだが…、航太を捨てたことに変わりはないし。真面目な孔明さんが素敵だなと、後は航太ともう少し仲良くしてほしい。いつもはクールな智久が父親のことになると感情を取り乱すのが面白かった。SL&Sが解散しなくて良かったね。