幻想古書店で珈琲を 青薔薇の庭園へ(★★★★☆)

幻想古書店で珈琲を 青薔薇の庭園へ (ハルキ文庫)

幻想古書店で珈琲を 青薔薇の庭園へ (ハルキ文庫)

シリーズ2冊目。今回は亜門の昔からの友人・コバルトの出番が増えていて、コバルトのぶっ飛んだ性格上前回よりも賑やかな雰囲気になってるなと。色々とはちゃめちゃなキャラですが、自分の方がずっと前から亜門と友人だった、と司に嫉妬して拗ねるコバルトは可愛かったです。結局コバルトの正体はわからずじまい。
亜門が司に少し距離をおいた理由が頭を撫でたくなるから、とか微笑まし過ぎる。お互いのことを「可愛い」と言い合っていて「どっちも可愛いよ」と突っ込みをしたくなった。最後は司が将来の事について考える話でしたが、亜門との別れを連想してしまうので少ししんみりしてしまいました。亜門のアドバイス通り物語に関わる仕事に就くのかな。旅立ちは寂しいですが、司自身の為にも最初の一歩を踏み出してほしいなと思ったり。