薬屋のひとりごと 5(★★★★★)

5冊目にてとうとう壬氏がメインで表紙に。今回は新章突入ということで色々と嬉しい展開があって大満足の巻でした。蝗害や白娘々など今後の課題も提示されそれに対して壬氏や猫猫たちがどのように乗り越えていくのか先が楽しみです。
そしてなんといっても壬氏と猫猫の関係がようやく一歩前進したのには拍手したくなった。健気に花街に通ったり、猫猫にアーンをしてもらう為にまずい飛蝗を食べたりと壬氏は本当に頑張った!しかしせっかくキスまで漕ぎつけたのにあっさりと猫猫に仕返しされて撃沈してしまうとは壬氏らしい(笑)馬閃と里樹妃も報われてほしいけど上手くいくかな。
序話は一瞬誰の話だ?と思ったら、幼い頃の主上と阿多の話だったんですね。この二人の関係がすごく好みです。WEB版も読んでみましたが、そちらの方がより主上にとって阿多は特別な存在なんだなということが読み取れます。前から投げかけられていた布石ですが、主上はどういう判断をするんですかね。主上と阿多が会話している場面が読みたい!